人が持つ永遠の感情「嫉妬」
嫉妬したことない人っていないですよね?
人をとてつもなく羨ましく思うこの感情。
ただ、いいな~と思うだけなら何の問題もないのだけれど、
不思議なことに、そんな平和な気持ちじゃおさまらない。
「何で、あいつが!」
「どうして、あの子なの!」
と自分では、抑えられない激しい思い。
人はいつの時代からこの感情を持っていたのでしょうか?
原始時代、大きなマンモスを取ったお隣さんに嫉妬したのか?
これは、誰も証明できませんがきっと嫉妬したと思います。
なぜなら、人は変わらないから。
歴史を紐解いてみると分かります。
奈良時代から身分の階級ができました。
下の階級の人は上の階級の人がうらやましかったでしょう。
自分よりできないと思っていた人が自分より先に上の階級に抜擢されたら
嫉妬したでしょう。
平安の貴族の時代も、戦国時代も江戸時代も明治の世も、人は必ず
嫉妬の気持ちと付き合ってきたと思います。
嫉妬とは
年末に観た「赤めだか」というドラマ。
ドラマのなかで談春が他の弟子に嫉妬して、あまり練習をしていない談春に
談志が言うこんなセリフがステキでした。
「”焼もちは遠火で焼けよ、焼く人の胸も焦がさず味わいも良し”嫉妬とは
何かを教えてやる。焼もち、すなわち嫉妬とは己が行動を起こさずに相手
の弱みをあげつらって自分のレベルまで下げる行い。
これを嫉妬というんす。
本来なら、相手に並び、上げるまでの行動、生活をすれば解決する。
しかし、人間はなかなかそれができない。嫉妬してる方が楽だからな。
しかしな、覚えておけ。
現実が正解。時代が悪いの世の中が悪いのと言ったところで状況が
何も変わらない。
現実は、現実だ。この現状を理解、分析しろ。
そこには必ずなぜそうなったかという原因がある。それが認識できたら
あとは行動すればいいんだ。そういう状況判断出来ない奴は俺の中でバカ
と言う。」
立川談志らしいセリフですよね。そして同時に真実でもあるなと。
どんなに相手に嫉妬しても何も変わらない。
そこから、またどんなスタートが切れるかですべてが変わります。
今日、誰かに嫉妬した自分がいるなら、理解・分析をしたうえで新たな行動を
してみてください。
少しでも嫉妬していた時間がもったいないと必ず思うはずです。
一歩でも前へ進んでみてはいかがでしょうか。