怒りは二次感情。その前の自分の気持ちは?アドラー心理学
もう!!頭にくるな~!!
あなたの怒りの原因はなんですか?
- 自分を主人公にする心理学(自己決定性)
- 人間の行動には目的がある(目的論)
- 人は心も体もたった一つ(全体論)
- 誰もが自分だけのメガネを通して物を見ている(認知論)
- すべての行動には相手役がいる(対人関係論)
- 勇気づけと共同体感覚
などがあります。その中でも私が一番気になった項目が「人生の行動には目的がある」
の中で語られている「二次感情としての怒り」のことでした。
それまで、怒りの感情を分析したことがなかったというか怒りが分析出来ると
思ってもいませんでした。
怒りの感情にあるもの
- 支配
- 主導権争いで優位に立つこと
- 権利擁護
- 正義の発揮
以上4つの目的があるそうです。ここで大事なことは怒りの感情は、感情の中でも最も
対人関係の要素の強い「二次感情」といわれ、別の感情(一次感情)が根底に
あることを見逃してはいけないそうです。
一次感情 ➡ 落胆・心配・悲しみ・寂しさ・傷つき
怒りだけが先に立つと、どうしても見えなくなってくるものがあります。
あげくの果てには、振り上げた拳をどう振り下ろして良いか分からなくなり、結果
自分が望まない結果を招いてしまった・・・
こんな話を聞いたりもします。
そんなことになるなら、その前になぜ自分はこんなに怒りの感情が沸き起こっているの
かを自分がまず知ること。
先ほど説明した一次感情の部分ですね。
そして、その一次感情を相手にちゃんと伝える。
「私は、悲しくて怒っているんだ」
「私は、落胆して怒っているんだ」
「私は、寂しくて怒っているんだ」
こんな風に伝えることができれば、目の前の怒りの感情の相手はあなたの「怒り」の
感情に対して理解しやすくなると思います。
この怒りの仕組みを知ってから、私自身が怒りの感情になったとき「今、自分の一次
感情はなんだろう?私はなぜ、怒っているのか?」と考えるようになりました。
そして、そうか私は今悲しいんだとか寂しいんだとか心配なんだとか自分の感情が理解
できるようになり、相手に伝えるとスムーズに話ができるようになりました。
感情の中では、ネガティブな感情ではあるけれども、こうやってひも解いてみると
自分の本当の気持ちが分かったりするので、自分自身も嫌な気持ちのまま怒りを引きず
らなくて済みます。
怒っているときに、なかなか冷静に分析なんてできない!と思うかもしれませんが
これも意識的にやっていると、だんだんとできるようになります。
怒りをぶつけるのは、身近な人が多いのでその人たちと望まぬ結果にならないように
アドラー心理学を取り入れてみてください。